ほうきだけが持つ、4つの利点

自然であること

中津箒は、株式会社まちづくり山上が原料から、無農薬で栽培したホウキモロコシで作られています。

香りがあり、見た目にも美しく、製造、消費の過程においても、環境にも、人にも優しい道具です。

手軽さ

何百年、あるいはもっと長い歴史の中で、人間に最適化されてきた道具。なんと言ってもその小回りのよさは格別です。

片手で床を掃く手箒でも、重さ450gほど。コードもコンセントもない箒は、思い立った瞬間に掃除が出来ます。

階段、床の隅、椅子の下。無駄のない造作の箒は、機能性が抜群です。

ロングライフ

昔ながらの箒は穂先が柔らかく、先端はデリケートな畳、だんだん短くなって板の間、土間、庭、と、穂先が硬くなるに従って場所を変えるのがかつての使い方でした。

もちろん、畳や土間がなくても、フローリングなどは傷もつき辛いので長くお使い戴けます。根元近くまで来たら、玄関、外掃きなど、最後まで使い切るには10年〜長い方には何十年もお使い戴いています。

掃けること

当たり前のようですが、物理的に「掃く」という清掃方法は、箒だけです。

掃除機は空気、化学繊維のワイパーなどは、静電気で吸着、または繊維に引っ掛ける、などの方法が取られます。

それに対して、穂先をほとんど切らず、細やかな穂先を活かした箒は、優しく撫でるように掃くことが出来ます。畳は、箒で掃くと艶が出るとも言われます。

繊維な穂先で、物理的にゴミやホコリを寄せていくため、重たいゴミや、部屋の隅、細かい溝まで掻き出す事も得意なのが、伝統的な箒です。

 

吉田の背景については

ほうき作りにかける想い